米小売書店大手のボーダーズが、厳しい価格競争の中、戦略変更に迫られました。海外書店の閉鎖の既存店舗の整理するリストラ。そしてアマゾンとの提携を断ち、独自のインターネットサイトによるインターネット戦略。今後の米書店業界の行方を考えてみました。
(The Wall Street Journal - March 22, 2007)
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Borders Business Plan Gets Rewrite
〜It Will Reopen Web Site, Give Up Most Stores Abroad, Close Many Waldenbooks〜
Borders plans to announce its intention to reopen its own branded e-commerce Web site in early 2008, ending an alliance with Amazon.com Inc. that had been the core of its online strategy.
今日の英単語
abroad: 海外
intention: 意志
alliance: 提携
strategy: 戦略
■ 全米で第2位の小売書店 ボーダーズは、急速に変化する小売業界とオンラインサイトの影響によって、従来の戦略とリストラ案を発表した。
■ 2001年からアマゾンとのインターネット販売サイト(borders.com)は、業務提携をやめ独自の販売サイトを2008年までに立ち上げる予定だ。
■ 当時のCEOは、アマゾンにインターネット販売を任せることで、「我々のやるべきことに集中できるようになる」といい、書店をどんどんオープンさせた。
■ その結果、国内の書店数は2000年の290店舗から今の499店舗、国外は2001年の22店舗から73店舗まで増やした。にもかかわらず、2006年には、前年比で24%の減益と業績を悪化させている。
■ 今後は、ボーダーズ独自サイトをつくり、読者コミュニティーと音楽やEbookなどのダウンロード販売に力を入れたいとしている。その一方で、海外事業からの撤退とモール型書店Waldenbooksの約半分を閉鎖する予定で、大々的な戦略変更とリストラを迫られたことになる。
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米書店業界の行方
米小売書店の大手、バーンズ・アンド・ノーブルとボーダーズは、業績が伸び悩んでいます。ディスカウントストアーのウォルマートやコストコ、インターネット小売サイトのアマゾンなどにより、熾烈な価格競争を強いられているからです(あっ、ちなみにアメリカは日本のような再販制度はありません)
小売書店にとって大きな稼ぎ頭であったハードカバーのベストセラーは、ディスカウントストーアによる薄利多売の価格圧力で、ほとんど稼げなくなりました。だから7月に発売される「ハリーポッター」のようなベストセラー本にも、あまり利益を期待できないのが現状です。
そこで、ボーダーズは従来の戦略を見直し、独自のウェブサイトを立ち上げることになったのですが、遅すぎるオンラインサイトにこちらも先行きは難しいところです。競合のバーンズ・アンド・ノーブルは独自のサイトを長い間運営していますが、オンラインの売上は伸び悩んでいます。
さて、このような厳しい環境の中で既存の小売書店は、どのように生き残る道を探ればよいのでしょうか?
いくらインターネットが発達するとはいえ、既存の小売店はなくなることはないと思います。やぱり本は手にとってから購入したい消費者はいくらでもいるはずです。
飽和状態になっている書店市場で、この大手2社が顧客を奪いあっていると同時に、インターネットやディスカウントストアーからの書籍市場のパイを奪われていることが問題です。
手っ取りばやく業績を回復させるとしたら、この大手2社が合併するのが一番早い道のりかもしれません。競合しあう既存店舗を整理すれば、エリアの市場のパイをかえずに、業績を回復できるはずです。
すでにこの2社の合併がうわさされているのも、ヘッジファンドのPershing Square Capital Managementが、この2社の株式を大量に買い付けたといわれているからです。
ボーダーズのインターネット戦略から、書店業界の行く先まで、どうなるのやら。。。
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