世界の政治家やビジネスリーダーが集う2007年の世界経済フォーラム(ダボス会議)では、経済のグローバル化の問題について議論されたそうです。通常「経済にいいこと」と思われていたはずのグローバル化は、どのような問題点をあるのでしょうか。
(The Wall Street journal - Jan. 25, 2007)
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Just How Good Is Globalization?
〜Question Is Pondered by Key Leaders Amid Workers' Worries〜
... A new refrain is emerging in Davos this year: Globalization isn't working for everyone.
今日の英単語
globalization: グローバル化
ponder:あれこれ考える、よく考える(=consider)
amid: 〜のまん中に(=among)
refrain:
繰り返し文句、
口癖の文句
emerge: 〜が明らかになる
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■グローバル化によって、途上国は製品を作るための仕事を得ることができるメリット。先進国は安い製品を輸入できるし、作業道具や金融サービスなどより高度な製品・サービスを途上国に売ることができるメリット。この双方のメリットが、よいとされるグローバル化の学説だ。
■ 第一段階のメリットはそれだが、第二段階では、「グローバル化による勝ち組は、労働者ではなく、ビジネスオーナーや資本家にいく」とモルガンスタンレーのエコノミストは言う。
■ 単純な製造活動が国外に移され、賃金労働者は仕事を失う。ハイテクや金融などのサービス業が産業の中心となり、単純労働の人材は不要になり、高度な技術・能力を要する人材が必要なる。したがって、能力のある人は収入が増え、能力のない人は収入が上がらない。これは貧富問題につながる。
グローバル化は貧困問題の原点
世界のグローバル化は、貧困問題を引き起こしている本質的な原点となります。この記事では、先進国側でおきる貧富の差の問題点を指摘しています。ただ、グローバル化の問題点は先進国と途上国間でおきる貧困問題のほうが事態は深刻で、発展途上国側で貧困問題を取り上げていないのは少々残念でした。
貧困国では、奴隷同然の低賃金で働かせ、その事業は、常に顧客である先進国に依存してしまいます。先進国は、安い製品・農作物などにより国民の生活コストを下げ、より裕福になります。一方、途上国側ではいつまでたっても低賃金を抜け出すことはできず、先進国に依存した経済運営となってしまいます。
毎日3万人の子供が貧困によって命を落とし、10億人を超す人たちが1日1ドル未満の生活をしる途上国。自由貿易は、究極な強者(先進国)と究極な弱者(途上国)を作り出すシステムそのものだと思います。
南米各国では、アメリカのグローバル化に対抗すべく、政治が左にベクトルをそろえはじめています。南米12か国中左派政権は8カ国で、その中でもベネズエラ、ボリビア、エクアドルは反米色の強い急進左派政権です。
このような左派政権が誕生する背景には、グローバール化に対抗する勢力が現れてきた流れではないでしょうか。
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